月詠 #1

ネコミミモードなOPが一人歩きしてそのほかはどうでもいいみたいな世評ですが、かなりその通りでした。もっとも全体的な画力はかなり高いと思いましたが、凡庸すぎる演出と脚本が勢いを殺してしまっていて残念です。
ただ、OPの面白さはやはり群を抜いていました。曲自体もテクノ寄りの味付けがほどこされたカフェミュージックといったおもむきで、結構珍しい感じ。打ち込みハイハットにローファイなウッドベースとリムショットが織りなすリズムをほとんど無視するようなかたちで萌えボイスが縦横無尽に配置されてますが、惰性のようにくだらない恋愛詩をのっけてBAD ROCKを歌われるよりは断然いい。ていうかこの曲のユニークさは世界に誇っていいと思います。こんな曲作れてブロードキャストされることが許される場所なんて、宇宙広しと言えど日本のこの近辺だけですよ。