green green grass

先生のウェブログ森博嗣さんがウェブ日記を再開していることを知り、いまさらながら過去ログを追って読んだりしています。微妙な視点の違いで簡潔に示される視野の広さがやっぱり楽しい。


メインで使っているパソの環境を以前よりも使い勝手が悪くなるように設定し直しました。私のiBookは正直言ってかなり使い勝手に優れているので(プチ自慢)、ウェブを見たり昔のファイルを漁るなどの操作にほとんど手間がかかりません。それは確かに利点なんですが、1ステップの操作ですぐウェブを見れたり深い階層のフォルダに数秒でアクセスできる操作性はある種ものすごい現実逃避磁場を形成するわけで、シングルタスク的な作業の集中力をかなり損なってしまっていることに思い当たりました。そこで、ウェブや最近使っていないファイルにアクセスする際にいまよりもずっと手間がかかるようにしてみました。よーするに購入当初のデフォルトに近づけた感じです。
で、この環境で作業とかしてるんですが、正直クリエイティブのためにはファイルアクセス等の使い勝手は少々悪いくらいでちょうどいいなと実感しています。最近のファイルにのみ頻繁にアクセスする手段がありそれ以外はわざわざSpotlightを使うMacOS Xの構造とか……Macのデフォルト設定などはもしかしてこういった思想の産物なんじゃないかとさえ思えてきます。単純な汎用性ではなく(兼ねてはいるのでしょうけど)狙ってあんなデフォルト画面を採用しているというなら、Steve Jobsがいっそう遠い人に思えてきます。。
とにかく今回のことでOS Xに関する偏見は一気に晴れた感じ。堅固なシステムと優れたネットワーク、しかもファイル操作は多少難ありですし。
ちなみにwindowsは……馴れてないせいで終始マウス操作になってしまうので手首がいたい印象です。